ortho 矯正歯科
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矯正歯科
子供の矯正について
成長期の治療トラブル

歯並びや噛み合わせを整える歯科矯正治療。
昨今、低年齢の子供にも広がっているが、ここ数年、トラブルの相談が目立つという。
「噛み合わせが悪くなった」「歯並びが直らない」など。
背景には、技術不足の歯科医師による治療の失敗や、見通し不足があるとみられる。
一般的に矯正治療は、数年間にわたる上、費用も自由診療のため、高額になる。
成長中の子供の矯正は、精密な検査・診断・治療計画と変化に応じて調整する技術が必要となる。
歯の矯正を始める際の注意点における当院の対応
- 1. セファログラム検査をしているか?
- ドイツ製の世界最高峰のCT付きセファロ機材での分析検査を実施しています。
- 2. 精密検査を実施し、分析、診断した上で治療しているか?
- 治療前の説明用資料用検査、治療中の定期的精密検査、分析、診断、治療終了時の精密検査、分析、診断などを実施しています。
患者様にデータを見ていただき、細かな説明を実施しています。 - 3. 治療計画と費用について詳しく説明しているか?
- 治療開始前、治療中に定期的に全てこと細やかに説明することをこころがけています。
- 4. 長い期間を要すると治療中の転院、その際の治療費清算まで説明しているか?
- 日本全国の主要都市の矯正専門医の先生方と常時、ネットワークで繋がっています。
転勤、引越しなどで転院される場合は、お近くの矯正歯科を紹介させていただきます。 - 5. 常勤の矯正歯科医がいるか?
- 日本矯正歯科学会認定医が治療を実施します。
- 6. 専門知識がある歯科衛生士、スタッフがいるか?
- 専門知識のある歯科衛生士、スタッフが、アシストにつきます。
当院では、全スタッフに定期的に院内、院外研修を実施しています。
矯正の開始時期
①初めての永久歯、6歳臼歯が生え、上下の前歯8本が永久歯になる
7〜9歳頃
治療が望ましいのは、骨格に問題がある場合。
上の前歯が下の前歯の内側に入る受け口や、あごの中心がずれているケース。
舌で前歯を押すなどの舌癖がある場合も早期の治療、観察が必要となる。
②全永久歯が生えそろう12〜13歳頃
歯並びが凸凹している、前歯が出ているなどの問題がある場合は、この年齢まで待つ事が多い。
インビザライン
インビザラインとは

インビザラインとは、米国アライン・テクノロジー社が提供する「カスタムメイドマウスピース型矯正装置」のことです。最新の歯科矯正理論に基づき、独自の三次元画像化技術やCAD/CAMによるマウスピース作製などの最先端技術を組み合わせた、非常に優れた歯科矯正治療システムです。
2018年12月現在、インビザライン治療を受けられた患者さまは、全世界で累計600万人以上とされており、そこからも信頼性の高い治療であることがうかがえます。
インビザライン治療は、患者さまに合わせて作製した透明なマウスピースで矯正するので、従来のワイヤーを用いた矯正装置に比べ、目立たず痛みが少ないというメリットがあります。
マウスピースは歯の移動に伴い、少しずつ形を変えて交換していきます。
特長
- 1. 装着の痛みがほとんどない
- マウスピースで少しずつ歯を動かすので、強い力がかからず、痛みが発生しにくいという特長があります。
ワイヤーを使用する矯正装置では、金属の金具部分が口内に当たって傷つけることもありますが、インビザラインではその心配はありません。 - 2. 透明なマウスピースで目立たない
- 使用するマウスピースは透明なので、見た目には矯正治療をしていることがほとんどわかりません。歯列にフィットする薄い作りなので、装着に違和感もなく、発音障害もありません。
- 3. 取り外し可能で清潔
- 歯に固定する矯正装置は、歯磨きのときの磨き残しを誘発し、虫歯や歯周病リスクを上げる可能性があります。
インビザラインのマウスピースは、患者さまご自身で取り外しが可能です。マウスピースを外して歯磨きしたり、デンタルフロスを使うことができます。マウスピース自体も専門の洗浄液で洗えるので、口内をいつでも清潔に保てます。 - 4. 金属アレルギーの方にも適応
- インビザラインのマウスピースはプラスチックでできていて、金属を一切使用しません。金属アレルギーがあっても、安心して矯正治療を受けていただけます。
- 5. 食事制限が不要
- 食事の際にも装置を取り外せるので、装置に食べ物が付着する心配がありません。硬いものや粘度の高い食品も、制限することなくお召し上がりください。
他のマウスピース矯正との違い
マウスピースを用いた矯正治療は、インビザライン以外にも数種類あります。
他のマウスピース矯正とインビザラインの違いは、歯型をCTでスキャンして、三次元的に治療経過を組み立てることができる点です。歯科技工士が手作業で歯型から作製する他のマウスピース矯正と違って、格段に精度の高いシステムだといえます。
また他のマウスピース矯正では、ご来院いただくたびに歯型を取る必要がありますが、インビザラインでは初回のみです。通院回数を少なくすることが可能なので、海外など遠方から通院されている方にも負担が少ない方法です。
他のマウスピース矯正との違い
<長所>
- マウスピースによる痛みがほとんどない
- 装置が見えにくい、目立たない
- 虫歯や歯周炎になりにくい
- 通院回数が少なく済む
- 装置の脱離など緊急のトラブルが発生しない
- ホワイトニング治療などを同時にできる
- 金属アレルギーでも実施可能
- 普段通りに食事がとれる
- 治療経過をシミュレーションできる
<短所>
- 症状によっては対応できない場合がある
- 12歳臼歯が生えていない子どもの矯正治療には適さない
マウスピース作製手順
インビザラインのマウスピースを作製するには、まず治療開始時の精密検査データを、米国のアライン・テクノロジー本社技工所に送ります。コンピューター上で理想的な位置に動かす工程をシミュレーションし、CAD/CAM技術で治療完了までに使用するマウスピースを、すべてまとめて作製します。
マウスピースは、0.25ミリずつ歯を動かすことができるよう設計されています。歯が移動すると次のマウスピースに取り替えますが、その都度型取りをする必要はありません。
リンガル(裏側矯正)
リンガル(裏側矯正)とは

マウスピース矯正同様、目立たずに行なえることで人気があるのが、リンガル(裏側矯正)です。
歯の舌側(裏側)にブラケットという装置を取り付けて、ワイヤーを通し、力をかけて歯を動かします。治療開始時には装置が舌に当たって痛みを感じたり、喋りづらさを覚える方もいらっしゃいます。どちらかというと費用のかかる治療法なので、より目立つ上の歯列だけリンガルで、下の歯列は表側からでというように、組み合わせて行なうこともできます。
特長
- 1. 矯正装置が目立たない
- 歯の裏側に装置を取りつけるので、外から見て矯正治療していることがほとんどわかりません。
- 2. 虫歯になりにくい
- マウスピース矯正より歯磨きはしづらいものの、舌側からは唾液が分泌されるので、表側からの矯正に比べて虫歯になりにくいという特長があります。
ラビアル(表側矯正)
ラビアル(表側矯正)とは

もっとも一般的な矯正方法が、ラビアル(表側矯正)です。歯の表側にブラケットを取りつけて、ワイヤーを引っ張る力で歯列を整えます。
幅広い症例に適用可能で、治療の効果が早く現れやすい方法です。矯正装置が口内や唇に当たるので、痛みや不快感を覚える方もいらっしゃいます。見た目にも矯正治療していることがわかります。
特長
- 1. 適用症例が多く効果が高い
- 難しい症例にも対応でき、他の治療法よりも早く効果を実感できます。
- 2. 日常生活におけるリスクを把握する必要がある
- ラビアルの装置は取り外せないので、食べかすがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。口を開いたときに装置が見えるので、審美面ではどうしても劣ってしまう方法です。
治療の流れ
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初診相談
患者さまのお悩みとご希望をカウンセリングいたします。わからないことや不安点はなんでもご質問ください。一般的に矯正治療で必要になる処置や治療期間、費用などについてご説明します。説明をお聞きになったうえで、矯正治療を始めるかどうかご判断ください。
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精密検査
矯正治療に必要な精密検査を行ないます。
口腔内診査、口腔内写真撮影のほか、CT・レントゲン撮影で見た目にはわからない歯や顎骨内部の構造をしっかりと確認します。 -
診断・治療計画立案
精密検査の結果にもとづき、診断します。口内の状況をご説明し、患者さまに適した治療方法をご提案させていただきます。患者さまとご相談のうえ、治療計画を立案します。
インビザライン
インビザラインを行なう場合には、モニターで治療による歯の移動シミュレーションをご確認いただけます(クリンチェック)。
リンガル(裏側矯正)
ラビアル(表側矯正)リンガル(表側矯正)、ラビアル(裏側矯正)を行なう場合は、セットアップモデルを作製し、インダイレクトコア(※)をもとにシミュレーションします。
- 患者さまの歯の模型上に矯正装置を着けた状態をつくりあげ、それを患者さまのお口の中に装着するために用いる土台。
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動的治療
矯正装置を使って、歯を動かしていきます。矯正方法にもよりますが、数週間から数ヵ月に一度、調整とメンテナンスのためにご来院いただきます。インビザラインの場合には、マウスピースを取り替えていきます。
虫歯や歯周病などがある患者さまは、先にその治療を行ってから矯正治療に入ります。
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終了時検査
歯列がきれいに整ったら検査を行ない、問題がない場合には矯正装置を取り外します。
歯を動かす治療は終了となります。 -
保定期間
改善した歯並びを定着させるために、2年間ほどの保定期間が必要です。歯が元の位置に戻らないように保定装置を装着して、歯科医院で定期的にチェックします。